古い網戸の取り外し後、確認すべきこと
ようやく古い網戸の取り外しに成功したら、次に行うべきは、取り外した網戸や窓周りの状態を確認することです。これは、新しい網戸の設置や今後のメンテナンスにおいて非常に重要なステップとなります。 まず、取り外した網戸の枠全体をくまなくチェックしましょう。特に、網戸を構成するアルミや木製の枠に歪みや破損がないかを確認します。長年の使用により、枠が変形していたり、接合部分が緩んでいたりすることがあります。もし歪みがひどい場合は、新しい網戸への交換を検討する良い機会です。また、網戸のネットが破れていたり、押さえゴムが劣化して硬くなっていたりしないかも確認してください。これらは網戸の張り替え時期の目安となります。 次に、網戸がはまっていた窓枠のレール部分を徹底的に掃除しましょう。取り外し作業中にレールの汚れをある程度除去したかもしれませんが、この機会に改めて細かい部分まで綺麗にします。レール溝の奥に溜まった砂埃や泥、虫の死骸などは、新しい網戸の動きを妨げたり、戸車の劣化を早めたりする原因になります。古い歯ブラシや細い棒に布を巻き付けたもの、掃除機などを活用し、隅々まで綺麗にすることが大切です。レールの状態が良いと、新しい網戸もスムーズに開閉でき、長持ちするでしょう。 最後に、窓枠自体に歪みや腐食がないかを確認します。特に木製の窓枠の場合、雨水や結露によって腐食が進んでいることがあります。また、建物自体の歪みによって窓枠全体が変形している可能性も否定できません。もし大きな問題が見つかった場合は、専門業者に相談し、適切な修繕を行うことを検討してください。古い網戸の取り外しは、住まいの見えない部分の健康状態を知る良い機会でもあります。