多くのリフォーム現場を指揮してきた現場監督の視点から見ると、本当に良いリフォーム会社には共通する特徴があります。それは、華やかな広告や洗練されたショールームといった表面的な部分ではなく、目に見えない現場での振る舞いや、予期せぬ事態への対応に集約されています。リフォームは新築と異なり、壁を解体してみるまで分からない部分が多く存在します。予期せぬ配管の腐食や構造材の傷みが見つかるのは日常茶飯事です。そんな時、誠実なリフォーム会社は、その事実を隠さずにお客様へ即座に報告し、複数のリカバリー案を提示します。コストや工期の増加という言いにくいことを正直に伝え、建物の寿命を延ばすために最善の判断を仰ぐ姿勢こそが、プロとしての誠実さの証です。また、良い会社は職人さんを大切にしています。現場の掃除が行き届いているか、資材が整然と置かれているか、近隣住民への配慮がなされているかといった点は、その会社の教育レベルと職人さんとの信頼関係を如実に表します。職人さんが誇りを持って働ける環境を整えている会社は、結果として細部まで丁寧な仕事がなされ、高品質な仕上がりに繋がります。逆に、現場が荒れていたり、担当者と職人さんの連携が取れていなかったりする会社は、施工トラブルが発生するリスクが高いと言わざるを得ません。さらに、完了後の引き渡し時にも違いが現れます。完成して終わりではなく、不具合がないか細かくチェックを行い、設備のメンテナンス方法や長く使い続けるためのコツを丁寧に説明してくれる会社は、お客様との長期的な関係を大切に考えています。アンケートなどを通じて顧客の声を真摯に吸い上げ、常にサービスの改善を図っている姿勢も重要です。リフォームは形が完成してからも、何十年とその家での生活が続きます。困った時にいつでも相談できる、頼りになるホームドクターのような存在であってくれるかどうか。契約前の営業担当者の言葉だけでなく、現場で実際に誰がどのように作業するのか、その背後にある会社の理念を想像してみてください。現場を知る人間から見れば、真摯に家と向き合う姿勢こそが、リフォーム会社選びの最も揺るぎない基準となります。
現場監督が語る良いリフォーム会社に共通する誠実な姿勢